quartz-research-note/content/Diminished Faculties - Jonathan Sterne.md

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Raw Blame History

#book

読書メモ

1章

  • 筆者は甲状腺癌による摘出を2010年に経験してから、声帯が麻痺した
  • 無自覚であることに気づくこと-それは「いつ」発生している?
    • (歴史に書かれないことを読み取るのがいつでも大変)
  • 現象学からスタート
  • 現象学には3種類ある
    • フッサールをもとにして、ハイデガーとかメルロ=ポンティが議論してるやつ
    • フェミニズムやクィア研究、障害学などを起点に当人にしか認識できない意識を語る方法として
      • 本書ではこれをやっていて、political phenomenologyと呼ぶ。オリジナルじゃJody Berlandより
    • ただexperienceをかっこよく言いたいだけのやつ
  • political phenomenologyはオートエスグラフィとか、結果的に似たようなことをやっているものはいくつか考えられる
  • 「ないこと」をどうやって話すかという点でimpairment phenomenologyは特殊

自身も経験したvocal lossについて

Iris Marion Youngのfeminist phenomenologyの"discontinuous unity"気になる

2章

携帯発声増幅器dork-o-phoneについて

3章

「仮想的な展覧会」で声について話す・・・かなり不思議な章

4章

ろう及び難聴について。

Audible Scarificationというキーワードが出てくる

5章

ある種の障害としての「疲労」について。

「この章を読むのは疲れると思うが、私も書いてて疲れたんで安心してほしい」とのこと

impairment phenomenology