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title: 最小の結婚 結婚をめぐる方と道徳-エリザベス・ブレイク
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2019年
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[[エリザベス・ブレイク]](著)/[[久保田裕之]](監訳)/[[羽生有希]]・[[藤間公太]]・[[本多真隆]]・[[佐藤美和]]・[[松田和樹]]・[[阪井裕一郎]](訳)
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978-4-7684-7978-0
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https://hakutakusha.co.jp/book/9784768479780/
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## 読書メモ
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2023-08-09
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同性婚の実現よりもPACSの実現のような、婚姻制度自体の否定の方が保守派にとっても受け入れ易くて議論としてはまだ通りやすいのでは、みたいなことを考えていたけど、じゃあそれを同性婚実現を望む人の目の前で大声で言えるかといえば、言えないしな…ということを考えていた。
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最初に後書きを読んだら、この本の主張はどちらかというと婚姻制度それ自体の否定の方向に近いので、同性婚の実現のような社会運動とぶつかるのではないかという話が訳者内でも議論になったことが書かれていて、あ、やっぱりそりゃ議論にあってるよな……となった。
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アメリカでは「結婚の価値が安全保障法のなかに明記され」(p14)ているの、そうなんだ…
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性愛規範性 (amatonormativity)
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異性愛規範性 (heteronormativity)から「異」を除いてより全体的なものを指すという訳の当て方、第2版訳注として補足が加えられてたけど、確かにこれは難しい
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日本のような非キリスト教圏での結婚の歴史を考えるのはアメリカでの議論と随分前提が変わるだろう(mgrさんが昔そんなことを呟いていた気がする)
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> 政府が結婚に法的な登録を要求するようになったのは、もっとずっと後のことである(英国では一七五三年)。(p26)
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フム
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「婚産複合体(wedding-industrial-complex)」! 産獄複合体もそうだけどワードの力が強い
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第一章終わり。婚姻という約束が何かということだけでここまで突き詰められるのがすごいというか、自分にとっての結婚の焦点は婚姻関係にある二人の関係そのものがどれほど自由に書き換え可能だったとして、それ以外(親とか友人とか社会保障とかその他諸々)からは結婚というワードを使ったり法律上の手続きをした瞬間逃れられなくなる、その辺の二人の外側にある関係性の方が気になるんだなというのがわかった。その辺はこの後たくさん出てくるのだろうが
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