[obsidian] vault backup: 2025-05-22 17:34:18[
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193779b5f5
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13c18c0031
@ -1,5 +1,5 @@
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#writings
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#writings #wip
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最近、執筆している論文を日英2言語同時に自分のWebサイトで公開している。
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@ -37,18 +37,22 @@
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じゃあ、なんでここ最近になって日本語版をセットで、かつ自分のWebで公開するようにしてるかという話に戻ると、そもそもここ最近英語現行の執筆のプロセスが少し変わったことに起因している。
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大雑把に言うと、最近英語原稿を書くときは、日本語でドラフト執筆→DeepLやChatGPTで英語の下訳作る→気になるところを細かく修正、それ以降足りないと思ったところはゼロから英語で書き足す→再度ChatGPTなどで英文をざっと校正(以前はGrammarlyも使ってたが、最近あまり使わなくなった)→editageなどの学術的論文校正サービスに出す、というような流れになる。
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大雑把に言うと、最近英語原稿を書くときは、日本語でドラフト執筆(Markdownで)→DeepLやChatGPTで英語の下訳作る→気になるところを細かく修正、それ以降足りないと思ったところはゼロから英語で書き足す→再度ChatGPTなどで英文をざっと校正(以前はGrammarlyも使ってたが、最近あまり使わなくなった)→pandocでtexに変換なりする→editageなどの学術的論文校正サービスに出す、というような流れになる。
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editageは最近生成AIで基本的な校正を行っている原稿に対して、安く校正を行ってくれるプランがあるのでそれを使っている。というか、editageでの校正は査読を通過した後にやることの方が多い。結局査読コメントでproofreadingした方がいいけど内容はいいので採択、みたいな感じなので、それでも採択されるなら、採択されるかわからん段階で数万円払うよりずっといいかと思うようになってきた。
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ここで問題なのは、国際学会に論文を通すのに英語を覚える必要が無くなったとかいう話では全然ないということで。日本語で書いてると、「ここ英語で書くのめんどくさそうだけど、日本語で言うとこのニュアンス以外に当てはまるものがないんだよな」という場所はとりあえずそのまま書いて、英訳のタイミングで改めて考え直すという場合もあるし、日本語で書いているけど、「ここはどう考えてもこの英単語のニュアンスしかあてはまらなさそうなんだよな」と思ったら、ルー大柴状態になってもその英単語をそのまま埋め込んでしまうことがある。公開されている日本語版原稿に英単語がそのまま残っていたりするのは、そういう場所の名残である。
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ここで問題なのは、国際学会に論文を通すのに英語を覚える必要が無くなったとかいう話では全然ないということで。日本語で書いてると、「ここ英語で書くのめんどくさそうだけど、日本語で言うとこのニュアンス以外に当てはまるものがないんだよな」という場所はとりあえずそのまま書いて、英訳のタイミングで改めて考え直すという場合もあるし、日本語で書いているけど、「ここはどう考えてもこの英単語のニュアンスしかあてはまらなさそうなんだよな」と思ったら、ルー大柴状態になってもその英単語をそのまま埋め込んでしまうことがある。公開している日本語版原稿に英単語がそのまま残っていたりするのは、そういう場所の名残である。
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なので、オリジナルで書かれている日本語の原稿が100%日本語で書かれているのか?と言われると、あくまであらかじめ英訳することを想定した日本語、ということになる。普通に英語で書かれたものを日本語翻訳して公開するのとは状況が違う。正直どちらを二次著作物と呼ぶべきかかなり微妙なところだ。
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なので、オリジナルで書かれている日本語の原稿が100%日本語で書かれているのか?と言われると、あくまであらかじめ英訳することを想定した日本語、ということになる。普通に英語で書かれたものを日本語翻訳して公開するのとは状況が違う。どちらを二次著作物と呼ぶべきか正直微妙なところだ。
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## 論文ってどのくらい読まれてるのかな
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## 論文って誰にどのくらい読まれてるのかな
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そういうわけで、英語の論文を投稿し終わったときには8割ぐらい完成状態の日本語原稿がすでにあるので、公開する手間が大したもんじゃない、かといって紀要に出したりするほどの手間を踏むよりWebにとりあえずぶん投げてしまった方が公益性が高そう、というのがより正確なモチベーションになる。(自分の所属してる場所に紀要に相当する投稿機会がほぼないのもあるけど)
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そういうわけで、英語の論文を投稿し終わったときには8割ぐらい完成状態の日本語Markdown原稿がすでにあるので、公開する手間が大したもんじゃない、かといって紀要に出したりするほどの手間を踏むよりWebにとりあえずぶん投げてしまった方が公益性が高そう、というのがより正確なモチベーションになる。(自分の所属してる場所に紀要に相当する投稿機会がほぼないのもあるけど)
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何分、
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何分、オープンアクセスとはいえ公開された英語の論文が(しかも大体PDFオンリー)どのくらい読まれてるかというと、あんまり届いてないだろうな、という実感もある。医学や化学系の論文よりは、ある程度一般の人も読むことで何らかの益を得られる可能性が高いだろうということもある。
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あとは、ChatGPTとか生成AIがWebリソースをクロールして情報を引っ張ってこられるようになったことも大きな理由の一つ。Deep Researchとか試してみて思うけども、明らかにオープンアクセスになっているWebリソースの重要性が上がってしまった。そして、PDFでもほぼ問題なく読めているんだけど、プレーンテキストで読める状態のものが公開されていることのメリットも依然大きいとは思う。
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今後、そういう生成AIに何らかの認証情報渡して、雑誌購読してる人だけが生成AI経由でもアクセスできるようなインフラが出てくる可能性は十分あるな
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