Files
quartz-research-note/content/BrightSignをネットワーク経由でシークできるようにする.md

73 lines
5.4 KiB
Markdown
Raw Blame History

This file contains ambiguous Unicode characters
This file contains Unicode characters that might be confused with other characters. If you think that this is intentional, you can safely ignore this warning. Use the Escape button to reveal them.
---
date: 2024-08-02 16:50
---
#tips #installation #max
[[BrightSign]]単体での同期はBrightWallなどを使えば簡単だが、PCでの映像再生と混ぜる必要があるとき、PC側での映像再生とBrightSignをどうにか同期しなければならない。
頭出しだけなら設定ソフトのBrightAuthorから、UDPのインプットを受け取って動画ファイルごとの先頭に移動するよう設定できる。
だが、20分の映像を全て頭から終わりまで確認し続けなければならないのはつらい。プラグインを使用すると映像の再生位置を特定の場所までシークすることができるのだが、とにかく情報が少ないのでまとめておく。
なおここでは、設定ソフトにMacでも動作可能なBrightAuthor:Connectedを使用する。日本語版のDLページでは「BrightAuthor接続済み」となっているやつ
## プラグインスクリプトをDLする
今回使う「Rotate-and-Seek」プラグインは、一応公式が提供しているものっぽい。
使い方等は個々のフォーラムにあるものが全て。
[Rotate and Seek Plugin BrightSign Support](https://support.brightsign.biz/hc/en-us/community/posts/209962937-Rotate-and-Seek-Plugin)
フォーラムに貼ってあるのはv0.7らしいが、最新版はGitHubから手に入れるのが確実。
[BrightAuthor-Plugins/Rotate-and-Seek/rotate\_and\_seek.brs at master · brightsign/BrightAuthor-Plugins · GitHub](https://github.com/brightsign/BrightAuthor-Plugins/blob/master/Rotate-and-Seek/rotate_and_seek.brs)
なお、機能がちょいちょい追加されてるのでSeek以外に再生スピードの変更などもできる。
## PC側のLANセットアップ
ここではPCのIPアドレスを192.168.1.1、サブネットを255.255.255.0にする。
![[img/スクリーンショット 2024-08-02 19.46.58.png]]
## BrightSignのLANのセットアップ
まず、BrightSignに個別のIPアドレスを割り振る。ここではBrightSignがローカルネットワークPC間で直挿しか、スイッチングハブを介して複数台つながっているものとする。
プレイヤーに読み込ませるSDカードを用意する。
BA:Connectedを立ち上げ”Player Setup”を選択。IPアドレスを192.168.1.2に設定。デフォルトゲートウェイとDNSは、ルーターが接続されてるならそのアドレスを、なければ適当にホストのPCと同じにしておく。
![[img/スクリーンショット 2024-08-02 19.07.22.png]]
またここで、Publishing ModeをLocal Networkにしておくと、動画ファイルの更新をSDカードの差し替えではなくLAN経由でSDカードに書き込める。4k動画とかだとギガビットイーサネットでは速度が遅くなるかもしれないが、動画のファイルの差し替えをしない限り設定の更新のアップロードは一瞬で終わるので便利
## Presentationの作成
Dashboardに戻り、Presentationを作成する。適当にSingle Zone-Playlistのテンプレートを選択してStart。
![[img/スクリーンショット 2024-08-02 19.50.57.png]]
Presentationができたら、まず右側のPresentation Settingsで、Variableを作成する。Add Variableをクリックする。
![[img/スクリーンショット 2024-08-02 19.53.22.png]]
今回は、動画の再生位置を保存するpositionという名前で作成。AccessはPrivate、TypeはLocalのままで良い。
![[img/スクリーンショット 2024-08-02 19.54.43.png]]
### プラグインの読み込み
Presentation SettingのSupport Contentから、Script Pluginのボタンをクリックしてプラグインを追加する。Script Plugin Sourceにはダウンロードしてきたbrsファイルのプラグインを指定する。ここで重要なのは、**Script Plugin Nameに指定する名前はプラグインによって異なり、自由に決められるわけではない**ということ。今回のプラグインの場合は必ず"**custom**"という名前でなくてはならない。
![[img/スクリーンショット 2024-08-02 19.56.30.png]]
### UDPの設定
Presentation SettingのInteractiveという項のNetworkingで、UDPという項目をチェック。今回は受信のみなのでここの設定はほぼデフォルトのままで問題ないが、UDPの受信ポートを変えたい場合はUDP Receiver Portを変更する。
![[img/スクリーンショット 2024-08-02 19.58.46.png]]
## 動画の設定
真ん中のLayout/ContentタブでContentをクリックして動画の追加をする。
左サイドバーで、LibraryのLocal Folder右のOpenボタンで、PC内の動画の入っているフォルダを選択。
中央下のAssetsタブで入っている動画が一覧表示されるので、再生したい動画をドラッグ&ドロップする。
その後、中央右上のInteractiveスイッチを有効化する。
![[img/スクリーンショット 2024-08-02 20.01.10.png]]
有効化するとこんな見た目になる。
上のEvents一覧を真ん中あたりまでスクロールすると、UDPという項目があるので、これを一度クリックして選択状態にする。
![[img/スクリーンショット 2024-08-02 20.04.18.png]]
この状態で動画下側のファイル名が表示されてるあたりをクリックすると、UDPイベントが紐づけられる。