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| 2025-10-28 11:08 |
#proposal
ソーラーパネル・カフェ 企画概要
光を電気に変換する太陽電池の制作を体験できるカフェです。
参加者は太陽電池制作プロセスの一部を体験する(=労働を提供する)と、電池制作の染色過程でも実際に使用するお茶やコーヒーを受け取れます。
視察先のNYで、1960年代からのアーティストとエンジニアの協働の歴史を調べてきました。 そこでは、専門性の分化と、異なる専門性の獲得という真逆の過程が同時に発生してきました。
ソーラーパネルという、自分の手で作るものとは縁遠いと思っているものを作りながら、NYの土産話とともに、アートとテクノロジー、労働とインフラ、自然とエネルギーといった話題を一緒に話しましょう。
栗田さんによる修正版
店主がニューヨーク視察で仕入れてきた土産話を聞きながら、ソーラーパネル(太陽電池)づくりを体験できるカフェを開店します。参加者はソーラーパネル制作の一部を手伝う(=労働を提供する)ことで、染色過程でも使われるお茶屋コーヒーを報酬として受け取ることができます。
ニューヨークでは、1960年代からのアーティストとエンジニアの協働の記録をを調査してきました。そこでは、「専門性の細分化」と「これまで専門家のものとされてきた専門性の獲得」という真逆の現象が同時に発生してきた歴史があります。
そんな話を軸に、ソーラーパネル(これまで専門家が作るとされてきたもの)を作りながら、アートとテクノロジー、労働とインフラ、自然とエネルギーといったテーマについて語り合いましょう。
開催日時:12月10日(木) 13:00〜17:00 * ラストオーダー16:30
※予約なしで上記時間中いつでもご参加いただけます。混雑時にはお待たせする、もしくはお断りする場合もございますのでご了承ください。
制作プロセスを体験するためには最低15分(1工程)、全工程を体験するには2時間程度の滞在が必要になります。
なぜ茶を飲むのか
- 自然と人工物の中間としてのお茶
- 実際にエディブルでなくても、エディブルな材料で作ると「自然」に見えること
- 調理のプロセスと科学の実験工程
- 家庭における300℃の壁
- お湯を一度沸かすのに必要なエネルギー
なぜ労働を提供するのか
- リクリット・ティラヴァーニャのパッタイ
- パッタイを作る労働力や原材料は何と交換されているのか
- 料理のケア労働としての側面の隠蔽
- Michael Rakowitz "Enemy Kitchen"
- Sam Lavigne & Tega Brain"Cold Call: Time Theft as Avoided Emissions"
- 観客を労働者(またはサボタージュをするアクティビスト)にする
- その価値はCO2排出量として換算される
- Tania Bruguera, Immigrant Movement International
- もはや作品にすることがゴールでなく、アクティビズムそのものの起爆剤になること
- Arte Útil:有用なアート