From cc52143cb84a77cfc706b0524c526b699028578e Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: =?UTF-8?q?=E6=9D=BE=E6=B5=A6=20=E7=9F=A5=E4=B9=9F=20Matsuura=20Tomoy?= =?UTF-8?q?a?= Date: Wed, 18 Jun 2025 13:44:08 +0900 Subject: [PATCH] [obsidian] vault backup: 2025-06-18 13:44:08[ --- content/ILY不採択コメント2025.md | 14 ++++++++++++++ 1 file changed, 14 insertions(+) create mode 100644 content/ILY不採択コメント2025.md diff --git a/content/ILY不採択コメント2025.md b/content/ILY不採択コメント2025.md new file mode 100644 index 00000000..c4c2b8d0 --- /dev/null +++ b/content/ILY不採択コメント2025.md @@ -0,0 +1,14 @@ +--- +date: 2025-06-18 12:50 +--- +#stub + +石川さん + +鋳造とデジタル3Dモデリング/スキャンといった分野の掛け合わせは、過去のILYプロジェクトでも支援しており、研究領域としての重要性は高く評価されました。その一方で、企画書の内容からは最終的なアウトプットの形態が見えにくいことや、検証プロセスのより詳細な記述が欲しいといった指摘が審査ではなされました。具体的な作品の制作よりも基礎的な造形技術の比較検証に重きを置くのであれば、その研究を誰に向けて行うのか(鋳金作家/デジタル3D造形を行う作家や技術者/一般的な聴衆)のフォーカスを絞ることでアウトプットの方向性も自ずと定まるように思います。以上の理由から今回は不採択という結果になりましたが、3Dプリントやスキャンなどの技術的な相談についてはAMCの方で積極的に受けられればと思いますので、お気軽にご連絡ください。 + +木村さん + +脳波を用いたインタラクティブなアニメーションという着眼点そのものは挑戦的なものとして評価できる企画でした。ただ、企画書の内容から現時点でどの程度技術的検証を行なっているか(例え行なっていなかったとしても)、また検証や制作のスケジュールや開発体制の具体性に掛けており、実現可能性を懸念する点が多く挙げられました。加えてこれまでの制作の内容から、なぜ今回脳波というインターフェースを選択したのかのプレゼンテーションをもう少ししてもらえると良かったです。また、自身の感覚変化をアニメーションの変化を通じて気づくケア的な領域へのアプローチに関しては、そのアニメーション自体が脳波に影響を及ぼしてフィードバックループを引き起こす点に意識的であるかどうかも重要な点になります(例えば、脳波を使った作品の最も古い例の一つであるAlvin Lucierの「Music for Solo Performer」にはその点が作品を構成する要素にあらかじめ組み込まれています)。 +以上のような点から今回は不採択という結果になりました。 +