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本稿では、2023年度から2025年度にかけて筆者が担当したAMC開設授業「コードとデザイン」の授業設計とその反省について記述する。
本稿の第一の目的は、近しい領域における授業の実施を検討している教員への参照点を示すことだ。
本稿の第一の目的は、近しい領域における授業の実施を検討している教員への参照点を示すことだ。本授業の設計でも大きな参考とした"Code as Creative Medium"においても触れられているように、デザイナーやアーティストがプログラミングやコンピューティングを学ぶためのリソースはあっても、それを教える人のための指針やドキュメントは多くない。実際本授業も、全てをゼロから設計したわけではなく個別のWSなどは筆者自身が学んだ中で実際に受けた授業や、関連する領域で行われている授業の内容をそのまま使用しているものも多い。教員の時間は有限であり、授業初年度は様々な業務の合間に毎週次の授業のスライドやWSの準備をしなくてはならない。
本授業の設計でも大きな参考とした"Code as Creative Medium"においても、デザイナーやアーティストがプログラミングやコンピューティングを学ぶためのリソースはあっても、それを教える人のための指針やドキュメントは多くない。
- 授業の設計の参考資料が存在しないこと
- アメリカとかでは人文系、芸術系でも教員個人のWebサイトにシラバスや参考資料がまとめてあることが少なくない
## 背景