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@ -49,7 +49,7 @@ https://campanthropology.org/2023/02/06/jonathan-sterne-on-his-book-diminished-f
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- sexとgender、skinとraceの関係と似たもの
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- impairmentをdisabilityの表出ではなく原因/基底としてしまうと、その定義はdiminished faculties(減退した能力)・・・つまりabilityに基づいたものになり、循環的定義になってしまう
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- facultyは単に身体的な能力以外にprivilege的な社会的能力も指している(大学の先生のポジションを表すのももちろんね)
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- [[Julie Livingston]]によるボツワナでのフィールドワークを基にしたimpairmentとdisabilityを分けない"debility"概念
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- →これが本全体での主体・客体の話と繋がってて、abilityって結局個人に帰属する能力の話になっちゃうけど、
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- 根底の考え方として、impairmentは情報通信などでも使われる概念だが、そういった身体を機械として捉えるアナロジーがボツワナにはない
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- 時間経過を伴う病気と障害の違い
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- 癌が肺に転移している(ステージ4)のためスターン自身も病気(chronic ill)の状態ではある[^cancer]
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@ -66,13 +66,23 @@ Iris Marion Youngのfeminist phenomenologyの"discontinuous unity"気になる
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- 携帯発声増幅器dork-o-phone(正式名称はSpokeman Personal Voice Amplifier)について
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- 電子機器と補聴器や人工内耳、こういうボイスアンプのようなカテゴリの違い
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- 障害を補助する器具のダサさ、需要が少ないことによる高額さとか
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- そこらじゅうでスピーカーから声が発されている文化であるのに、普段の会話での喋りがスピーカーから発されることには違和感を覚えてしまう状況
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- 「声」と「口」が暗黙的に同化していることへの批判
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- 声は哲学の理論で重要な位置を占めている(オングとかデリダとか)
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- このアンプを使うと、当然だが発音源が口とスピーカーの2箇所になる
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- しかし、発音源を口に持ってけば当然ながら口が見えなくなる
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- これが人に違和感をもたらす
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- では体のどこにつけるか?
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- ベルトとして腰につけると、座って授業をするときにできない
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- 場合によっては口と目の向きを別々にできたりする
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- 慣れると音源の位置は元の口の位置へと同化(assimilate)していく
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- [[ミシェル・シオン]]が映像の中の音源位置について話していること
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- ダサさ(not cool)の象徴:Dork
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- 4章の耳栓でも似たようなダサさの話がある
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- ただ声の大きさが変わったことが、例えば大学で授業をする際、日常で友人と会話をする際の社会的な扱いを変えてしまう
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- スピーチアンプについて事前に説明するか、しないかによって反応が変わりうる
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- これはマイノリティのPassing, Coming outの問題とも並列する
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- 結局、声は主体に帰属するのではなく相手や道具との関係性の中で出来上がる
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Vocalities:どう訳すか・・・
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## 3章
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@ -135,7 +145,9 @@ Audile Scarification:Scarificationは傷をつけて体に模様を刻んだ
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- 当たり前だけど飛行機内の爆音とノイズミュージックの爆音によるLoudnessはたとえSPLが同じだったとしても違う意味を生み出すよね
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- 耳栓についての話
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- 耳を塞ぐことが社会から切り離されることと結びついてきたが、必ずしも巣じゃないんじゃないか
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- 耳を塞ぐことが社会から切り離されることと結びついてきたが、必ずしもそうじゃないんじゃないか
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- ハイカルチャー(クラシック)よりもサブカル(ロック)の方が耳栓のキャンペーンがなされてる
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- 車や銃におけるsafety(含む騒音からの)と、アメリカ的自由の結びつき
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- 初めてのミュージシャン向け耳栓はEtymoticが作ったER-20
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- 知らんかった
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- HEAR(Hearing Education and Awareness for Rockers)
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